
皆さんこんにちは!
北海道浦河郡を拠点に塗装や防水、不動産業を行っている
有限会社伊藤塗装店、更新担当の富山です。
目次
塗装工事と一口に言っても、実際には「どの塗料を選ぶか」で仕上がりや耐久性、コストは大きく変わります。
塗料は建物を守る鎧であり、環境や使用目的に合った選定が不可欠です。
今回は、代表的な塗料の種類とそれぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
アクリル塗料は、かつて住宅塗装で広く使われてきた最も一般的な塗料です。
特徴:発色が良く、カラーバリエーションが豊富。施工費用も安価。
耐久性:3〜6年程度と短め。
向いている用途:コストを抑えたい小規模建物や、短期間だけ使用する施設。
▶︎ 現代では耐久性の高い塗料が増え、外壁用途では減少傾向にありますが、仮設建物や内装などではまだ選ばれるケースがあります。
ウレタン塗料は、弾力性と付着力に優れ、幅広い場面で使われてきました。
特徴:光沢があり、美しい仕上がり。柔軟性が高く細かい部分にも施工しやすい。
耐久性:6〜10年程度。
向いている用途:戸建住宅の外壁や鉄部・木部など、多用途。
▶︎ 現在ではシリコン塗料に押され気味ですが、部分補修や下地との相性が重要な箇所では根強い人気があります。
シリコン塗料は現在、最も選ばれている外壁塗料といえるでしょう。
特徴:コストパフォーマンスが高く、耐候性に優れる。汚れに強くメンテナンスが楽。
耐久性:10〜15年。
向いている用途:住宅の外壁、屋根、マンション共用部など幅広く活用可能。
▶︎ 「迷ったらシリコン」と言われるほど、バランスに優れた塗料です。
フッ素塗料は耐久性に非常に優れ、公共施設や大型建築で多く採用されています。
特徴:紫外線や酸性雨に強く、長期間美しさを維持できる。
耐久性:15〜20年以上。
向いている用途:橋梁やビル外壁、学校・病院などメンテナンスが難しい建築物。
▶︎ 初期コストは高めですが、長期的に見ればトータルコストを抑えられるケースも多いです。
近年は性能に特化した塗料も増えています。
断熱・遮熱塗料:夏の室内温度を下げ、省エネに貢献。
光触媒塗料:紫外線で汚れを分解し、セルフクリーニング効果を発揮。
無機塗料:ガラス成分を含み、耐久性が20年以上とされる高機能塗料。
▶︎ 建築の目的や地域環境に応じて、最適な塗料を選ぶことが重要です。
塗料選びは、「耐久性・コスト・目的」 の3点を軸に考えると失敗しません。
・安価で短期利用ならアクリル
・バランス型ならウレタン
・現在の定番はシリコン
・長寿命重視ならフッ素や無機系
建物のライフサイクルコストを見据えて、最適な選択をすることが塗装成功の第一歩です。
次回もお楽しみに!
弊社は北海道浦河郡を拠点に塗装や防水、不動産業を行っております。
『現状で塗装が必要なのか?また必要であれば、何処に何をどの程度やった方がいいのか?』
不明な点は多いかと思います。
有限会社伊藤塗装店では、お客様へ十分に検討いただけるよう分かりやすく
ご説明いたしますのでお気軽にお問い合わせください。